SHIKI ART HOTEL YUFUのシルケとキーラン
Stay Stories

“Like Living in a Museum”

Silke & Kieran
文 SHIKISHIKI ART HOTEL YUFU · Reflections2026年5月

シルケとキーランは、ベルギーとスコットランド出身の旅する映像作家です。この5年間、世界各地の旅を記録してきました。湯布院で拠点にできる場所を探すなかでSHIKIを見つけ、温泉と山に惹かれて、SHIKI ART HOTEL YUFUに滞在しました。

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シルケとキーランは、この5年、旅をしながら映像を撮りつづけてきました。ほとんどはアジアです。温泉が目当てで湯布院に来て、泊まったのはSHIKI ART HOTEL YUFUの「Reflections」。一日二組だけの部屋です。最終日の朝に由布岳へ登り、下りてきてそのまま温泉に浸かりました。話を聞いたのは、そのあとのキッチンカウンターです。まだ帰りたくなさそうでした。

まず、おふたりのことから。

キーラン: シルケとキーランです。ベルギーとスコットランドから来ました。もう5年、旅をしながら暮らしています。ほとんどアジアですね。ここ数年は旅の様子を撮って、SNSで出しています。この暮らし方に、すっかりはまってしまって。

Reflectionsの畳の上で静かな部屋のなかでReflectionsのベッドで

Reflectionsの畳の間。ベッド2台と布団4組で、最大6名。

出会いは8年前だとか。

キーラン: 8年前、スペインで出会いました。当時はふたりともコンテンポラリーダンスのダンサーで、ぼくはシルケがもう入っていたカンパニーのオーディションを受けに行ったんです。いちばんいいなと思うのは、出会ったその日に好きになって、そのまま一緒に住みはじめたことですね。

SHIKI ART HOTEL YUFUの客室並んで仕事をするふたり

ダンサーから映像作家へ。この旅の編集も、ほとんどこのカウンターで。

ふたりが滞在した場所

湯布院は、由布岳のふもとにある小さな町です。たいていの場所は歩いて回れます。

SHIKI ART HOTEL YUFUは、その中心にあります。受け入れるのは一日二組まで。源泉かけ流しの温泉が24時間流れていて、どの部屋にも現代アートが飾られています。

湯布院を選んだのは、どうしてですか。

キーラン: SHIKIを見つけられて、本当によかったです。湯布院はずっと来たかった場所で、いちばんの目的は温泉でした。温泉が好きなので。

シルケ: ええ、もう温泉中毒です。

キーラン: ここを拠点にしたらいいんじゃないか、と思って。

客室Reflections
Reflections、110㎡。窓の正面に由布岳。

滞在されたのは、町のちょうど真ん中ですね。

キーラン: 町のど真ん中なので、その空気が伝わってくるんです。窓の外を見れば、人が通っていくのが見える。それでいて、どこを向いても山で。そこがいちばん好きですね。スコットランドの出身なので、山には思い入れがあって。

窓の向こうの山

ふたりが見ていた山は由布岳です。標高1,583メートル、ふたつの峰をもち、町のすぐ背後に立っています。地元では豊後富士と呼ばれています。

登るときは由布登山口から入るのが一般的で、山頂までおよそ2時間30分。ふたりは最終日の朝にそれを歩き、下りてきて温泉に入りました。

最終日の朝に、由布岳へ登られたそうですね。

キーラン: それで今朝、由布岳まで登ってきました。下りてきて、自分たちだけの温泉に入れる。仕事と休みのバランスをとるには、ここは本当にちょうどいいと思います。

登山に出かける前、カウンターでキッチンカウンター

この取材をしたアイランドキッチン。山を下りてきて、数時間後のことです。

アートについては、いかがでしたか。

シルケ: 本当に楽しくて、まだ帰りたくないです。

キーラン: ぼくもです。

シルケ: もう少しいたいですね。それに作品があるぶん、ほかとはちがう滞在になりました。こういうところに泊まったことは、あまりなくて。展覧会のなかにいるみたいです。

キーラン: そう、展覧会。美術館に住んでるみたいで。それがすごくいい。美術館じゃないか、展覧会。展覧会です。[笑]

ここは、美術館でした

Reflectionsは、客室になる前は澤田美術館でした。SHIKIはその建物を受け継ぎ、空間の寸法をそのまま残しています。「泊まれる美術館」。この部屋のコンセプトは、もともとそう呼ばれています。壁に掛かっているのは日本を代表する現代作家の作品で、東洋と西洋の美意識が向かい合うように置かれています。

キーランは二度言いなおして、はじめに口にした言葉に戻ってきました。

滞在した客室「Reflections」その日の編集最終日の朝のふたり

最終日の朝。チェックアウトの数時間前。

最後にひとこと。

シルケ: この細かいところ、見てください。本当にきれいです。

この部屋について

Reflections。110㎡、かつての澤田美術館。SHIKI ART HOTEL YUFUに二室ある客室のひとつです。客室内に源泉かけ流しの温泉が24時間。アイランドキッチン、窓の正面に由布岳。定員6名。受け入れは一日二組までです。

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読みやすさのため、内容を一部整理して掲載しています。

シルケとキーランのその後は @silkyrontheroad でご覧いただけます。

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